大阪の夏と言えば?と問われたら、「天神祭」を挙げる大阪人も
多いのではないでしょうか。
そう、天神祭は1000年以上の伝統を誇る、日本屈指のお祭りなのです。
2020年は新型コロナウィルスの影響で神事のみ執り行われ、
奉納花火をはじめとする、陸渡御、船渡御の行事が全て中止となってしまいました。
さて2021年、今年はどうなるのか調査してみました。
天神祭とは
天神祭は日本三大祭の1つです。
あとの2つは、京都の祇園祭、東京の神田祭になります。
そもそも、天神祭とはどのようなお祭りなのでしょうか。
天神祭と聞けば、大阪のお祭りだと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが
日本各地の天満宮で催されるお祭りのことを指します。
その中でも代表角となるのが、大阪の天神祭で、
毎年130万人が訪れることもあり、大阪でも一大イベントとなっています。
お祭りとしては、花火や船渡御が有名ではありますが、
実は6月下旬に大阪天満宮での装束賜式から始まり、
7月25日までのおよそ1ヶ月間に亘り、様々な神事が執り行われています。
そして毎年7月24日の宵宮、25日の本宮へと続き、
船渡御と奉納花火がお祭りのクライマックスを飾るのです。
■2021年 船渡御
天神祭船渡御行事保存協賛会から、開催の可否については
現在のところ発表はされていません。
ただ残念ながら、共同組合大阪府旅行業協会の船渡御は、
今年も参加を見合わせると、既に発表されています。
2021年も、船渡御を始めとする行列行事は中止すると発表がありました。
とても残念です。
船渡御(ふなとぎょ)とは、祭礼で行われる神事の1つであって、
御神霊を船に乗せて川の上を渡っていくものです。
大阪の天神祭では約100隻を超える船渡御が、辺りが暗くなり
無数の篝火や提灯が灯った「大川」を航行します。
船渡御では、船上でお弁当を食べたり、お酒を飲んだりしながら
奉納花火を見ることも出来ます。
関係者以外で乗船する場合は、チケットを事前に購入する必要が
ありますのでご注意下さいね。
■2021年 天神祭奉納花火 日程・時間
奉納花火についても、開催の可否はまだ公表されていません。
例年通りの開催であれば、以下のようになる見込みです。
奉納花火も残念ながら中止が決定しました。
来年こそは、開催されることを願っています。
■日程:2021年 7月 25日(日)(開催未定)
■時間:19:30分頃から20:50時頃まで
■打上数:約4000~5000発
※荒天の場合は中止で、順延はなし。
発表され次第、随時更新していきますので、ご確認をお願いします。
奉納花火は、周辺の様々な場所から見ることが出来ます。
まずは打上場所となっている、川崎公園や桜宮公園です。
打上場所ということもあって、迫力ある花火を楽しむことが出来ます。
そのため、その周辺では花火開始の3時間ほど前から場所取りが始まるそうです。
また、大川にかかる橋の上も綺麗に花火を見ることが出来ます。
しかし、交通規制がかかったり、多くの人で身動きが難しい状態にもなるので
注意が必要になります。
大川の河岸には観覧するための有料席が設けられている場所もあります。

まとめ
例年、船渡御・奉納花火は見物客の人出も多く、前にも後ろにも
動くことさえままならない大混雑の状況です。
今の感染状況では、開催は難しいかもしれませんね。
来年になるかもしれませんが、開催された時には
是非とも足を運びたいです。
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